サービス残業を密告したらバレる?内部告発の下準備と注意点
近年、働き方改革でサービス残業をする会社は減ってはきたものの、サービス残業が当たり前に行われており、勤務時間相応の給与が支払われるという体制づくりには、まだまだ改善の余地があります。そのため、サービス残業が当たり前な習慣になっているという会社があるのも事実です。
〝毎日のサービス残業は当たり前〟勤務体制がそうなっているとしたら、それは危険信号・・。サービス残業は、本来、違反行為に当たる行為にあたるからです。「自分は大丈夫!」と自分に言い聞かせて頑張ってしまう人ほど、無理をしてしまい、体調を崩してしまうケースも多いです。
自分の身を守るためにも、サービス残業の知識をもう一度確認しながら、密告などの対応策のポイントを解説していきます。会社にバレるリスクはあるのか?という不安要素への解答もしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
密告前に下準備しておきたい3ステップ
密告する前に、大切な下準備を済ませておきましょう。下準備をしておくステップをまとめてみました。以下の3ステップです。
- ステップ1、労働契約書を確認する
- ステップ2、証拠を集める
- ステップ3、事実を確認し整理する
順番に見ていきましょう。
サービス残業密告前のステップ1、労働契約書を確認する
密告前のステップ1として、まずやっていただきたいことは、サービス残業とは、労働基準法にてどのように労働時間を定められているのか、確認しておくこと。労働基準法で決められている従業員の勤務時間は、以下の通りです。
1日:8時間
1週間:40時間
原則この時間を超過して、従業員を働かせてはいけないという決まりが定められています。これ以上超過する場合には、経営者側は、時間外労働、深夜労働、休日労働分の残業代の支払いをしなくてはいけません。
会社の労働契約書には、労働に関する所属する会社特有の細かな基準が記載されていますので、記載されている要項をチェックしましょう。
サービス残業密告前のステップ2、証拠を集める
次にやっていただきたいことは、証拠集めです。どこに密告するにしても、第三者にサービス残業をしていたとわかる資料を集めましょう。中には、改ざんすることのできる資料もあるので、複数の証拠を確保しておくことが大切です。証拠に最適なのは、以下の通りです。
- 給与明細
- タイムカード、シフト表等の勤務時間が分かる資料
- 出勤時間を分単位で手書きで残しておく
- サービス残業を指示された際のメール、その日付、日時
- 業務日誌
- PCのログイン、ログアウト時刻の履歴など
タイムカードや給与明細は、改ざんすることが可能なものです。このような改ざんを防止するため、日常の出勤時間や給与記録は、手書きで記録しておきましょう。
サービス残業密告前のステップ3、事実を確認し整理する
未払いの賃金がいくらあるか計算し、事実を整理していきましょう。本来支払わなければいけない賃金はどれくらいだったのかを把握することで、残業代請求の際にスムーズです。
未払い賃金の計算方法
サービス残業の証拠を集めたら、未払い賃金の計算をしておきましょう。未払い賃金=(サービス残業時間×1時間あたりの賃金×割増率)ー支給されている残業代いつから未払いなのか、不払いの理由は、会社から説明を受けている場合には、証拠として残しておきましょう。
割増率
◎ 時間外労働:2割5分以上
◎ 深夜労働(22時〜5時):2割5分以上
◎ 休日労働:3割5分以上
サービス残業の密告は会社にバレる?
労働基準法104条により、「申告」は、労働者本人に限って認められている権利です。
また、労働基準法104条2項では、「使用者は、労働者が労働基準法違反の事実について監督機関に申告したことを理由として、解雇その他不利益な取り扱いをしてはならないと定めており、これに違反した場合6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」という刑事罰の対象になっています。
そのためたとえ、告発したことがバレてしまったとしても、不当に解雇されるようなことはありません。しかし、会社が小さい場合、告発がバレるリスクは、ゼロとはいい切れません。もしも、告発がバレてしまった場合は、不当な解雇はされないにしても、いづらい雰囲気になってしまうリスクはあるかもしれません。
サービス残業を密告する方法
サービス残業を密告する先となると、〝労働基準監督署〟が一般的でしょう。労働基準監督署に実名で相談をしても、聞き取り内容を口外することはないので、それを理由に労働者を処分するということはできません。労働基準監督署に密告する際の方法をまとめました。
労働基準監督署にメールで相談する
メールでの告発は、〝労働基準関連情報メール窓口〟からメールをします。24時間いつでも相談可能ですが、本気度を伝えにくいため、参考程度にしか認識されず、後回しにされがちです。
労働基準監督署に電話で相談する。電話での密告も可能です。
- 労働条件相談ほっとライン(0120ー811ー610)
- 平日夜間(17〜22時)
- 休日昼間(10〜17時)
相談に対してアドバイスがかえってくる形です。しっかり勧告をして欲しい場合には、不向きかもしれません。
労働基準監督署に直接訪問して相談する
実際に動いてもらいたいのであれば、訪問して相談することが一番手っ取り早いでしょう。実名、連絡先、証拠を踏まえての相談を伝えることになるので、労働基準監督署側も、人間なので本気さが伝わり、緊急性が高まります。しかし、労働基準監督署に相談する際には、時間がかかるというリスクがあります。
なぜなら、労働基準監督署には、年間100万件を超える相談が寄せられていますが、対応する職員不足が原因で、人の命の関わる労災問題が最優先されやすく、サービス残業への対応はどうしても後回しにされがちな現状があるからです。
そのため、調査、ヒアリング、確認、勧告まで、コトが運ぶのに時間がかかる可能性があることを頭の片隅に置いておきましょう。
ノーストレスで密告したいなら電話代行サービスがおすすめ
労働基準監督署以外でサービス残業の密告をストレスなしで行いたい人には、会社に対しての苦情やクレーム対応のプロの電話代行ニコイチにお任せするのをおすすめします!
相談内容に応じて、密告するのに適切な場所への電話を代行してくれます。最短10分で対応可能!全て丸投げOKなので、精神的な負担なくストレスフリーな状態で、密告を可能にしてくれます。
また、業界No.1の実績を誇るニコイチは、利用者No.1でありながら成功率ほぼ100%なので、安心して任せられます。
まずは、無料相談で現状を伝えてみるところからスタートしてみてはいかがでしょうか?
内部告発の電話代行事例
私の友人Aが、私のふりをして勤務先の社長にメールを送信したようです。私の後輩Bが社員の悪口を言っている。対処してくれ。という短文のメールで、内部告発のような内容です。会社側はBの行動や他の社員とのメール履歴などを調べ、処分を課すほどのものではなかったため、告発があったことを社内記録に残すのみで処理となりました。
私はもちろんそのメールに身に覚えがないので、なんとか調べてたところ、Aが私の自宅に来ていたとき私になりすましメール送信していたことを認めました。Aは同僚でもなんでもなく部外者です。私に対しAはきちんと謝罪してくれましたが(もう縁を切る方向)、私としては会社にも報告しなければいけないし、Aからも会社に対して謝罪してほしいです。しかし、そこからAが音信不通になり困っております。
このままでは私がBを悪く言っていたように映るでしょうし、私の信用にも関わってくると思います。(実際Bの悪口を言ったりしていません。仕事のやり方をどう指導したらいいか等、相談したり、対人のアドバイスを求めたりしただけです。)私個人のみの問題ならもう忘れる、で構わないのですが、勤務先や他人を巻き込んでしまったためAからも謝罪してほしいのです。社長には経緯を私から説明し謝罪する予定ですので、Aとして一言 謝罪代行していただくことは可能でしょうか?(お電話または対人)
17:パワハラを窓口へ内部告発
勤務先の社長は、日頃からかなりパワハラ気質のある方です。しかし、最近エスカレートしています。社長に泣かされた、社長から暴力を振られた等の声を聞きました。パワハラ窓口へ密告して頂けませんか?又、僕は個人的に普段から業務上でパワハラを受けていましたのでそれも重ねて伝えて頂きたいです。
社員一同は、社長の退任を希望しています。それも重ねて伝えて頂きたいです。理由は前社長の時は業務も環境も人間関係も全て良好でした。しかし、今の社長に変わってからは一転。パワハラの毎日です。業務も必要以上に与えます。匿名でお願い致します「社長は、すぐ逃げますし、嘘も付きますし、社員のせいにしますし、誰かに押し付けたり、権力で口合わせをします。ですので、徹底的に調査して頂きたいです。」
18:同じ職場の男性の素行不良を職場に内部告発
同じ職場の男性の素行が悪すぎて職場の雰囲気も悪く、辞めたいと言ってる人もいる。なんとかしてほしいです。男性の行動は以下です。職場は女性ばかりで海外の派遣もいます。威圧的な態度で嫌な仕事はしない。言い方がきつく、残業できないというと、機嫌が悪くなる。
その人の機嫌を伺って仕事しないといけない。気に入ってる女性には、ちゃん付けで呼び、かわいいねーとか言う。目が大きいとか、お尻が大きいとか、身体的な話も影でしてるらしい。
パワハラとセクハラの両方やっている。仕事中に職場の女性を食事にさそっている。キャバクラに通ってるらしく、私の知り合いがキャバクラに勤めていて、会社の機密情報や愚痴を言うらしく、コンプライアンス問題にもなる。
いろんな女性とでかけているらしい。とにかくこの人を会社的な問題としてなんとかしてほしい。このような内容を、職場で働いている人の家族からの告発ということで電話をかけていただく。
私は、親です。突然電話して申し訳ありません。娘が毎日仕事がつらそうなので代わりに電話したんです。素行が悪すぎて、娘がもういやだと毎日言ってるんです。娘の話だと、職場は女性ばかりで海外の人もいるらしいですが、威圧的な態度で嫌な仕事はしないし、言い方がきつく、機嫌をとりながら仕事しないといけないのがつらいみたいです。
気に入ってる女性には、ちゃん付けで呼び、かわいいねーとか言ってるみたいで、会社なのに気持ち悪いと言ってます。
女性に目が大きいねとか、身体的な話もするみたいですし、女なんてとか、女のくせにといった、女性を下に見てるようなことを言っているし、パワハラとセクハラの両方にあたると思います。仕事中に職場の女性を食事にさそってるみたいで、その話を聞いてるのがつらいと言ってます。
キャバクラに通ってるらしく、私の知り合いがキャバクラに勤めていて、会社の機密情報や愚痴をキャバクラで言っているらしく、人としてもどうかと思いますし、会社も働かせておいて大丈夫ですか?女性を見る目が気持ち悪いと言ってます。
女性が多い職場でこの人を働かせておいて会社としていいんですか?セクハラ被害が拡大し、女性も安心して働けないと思います。とにかくこの人を会社的な問題として解雇くらいの措置をしてほしいです。このままだと、娘を見ていて私もつらくなるので、制裁をちゃんと考えてください。
一緒に働く人たちも言えないですが、嫌な思いをしていて相談しあってます。なんとか対応を考えてください。セクハラと女性軽視は治らない思うので、解雇で考えてほしいところを強めにいってください。女性軽視のひどい言われ方をされてもう会わないと怒って帰ってきてました。会社の情報もばらしていたみたいです。
19:パワハラの内部告発
とある常駐案件の管理職・リーダー陣の方々からのパワハラで告発したいです。2ヶ月ほど前から同案件に参画した新規参入者が退社する際に帰り際に咳払いをされたり、作業内容の詳細(不具合検出時の対応や共有方法など)を一切説明しないにも関わらず作業ルール等に関して質問
すると「頭の悪い質問をしている」というような扱いをされたり、リーダーの共有した情報が間違っていたにも関わらず、しかも作業前に質問して確認したにもかかわらずメンバーにその間違いをなすりつけるかのような対応をされたり
一方的に不当な評価を下されたり根も葉もない噂を広めたり、周りの方々もそれに便乗していたり、他の方々と同じもしくはそれ以上のスピードでタスクをこなしているにも関わらず不平等な仕事の割り振りをしたり、残業をするかしないか等で態度を変える等、理不尽かつ威圧的な対応・物言いで被害を受けているそうです。
本件に関して常駐勤務先及び自社の営業担当・自社の直属の課長へ相談しても改善されず、現場の移動を申し入れるも自社からは「あなたにも非があったのではないですか?」「客先から申し入れがないと難しい」「暫く居てほしい」等の旨の回答をされ、まともに取り合ってもらえないそうです。
また、同新規参入者の前任者が2ヶ月で当常駐案件を退場している点から、このような環境・状況は以前から発生していたものと思われます。想定されるであろう会話の内容はパワハラの事実を認めないもしくは心当たりがないという旨の回答をされる可能性あり。実際に伝えてほしい内容。会社にパワハラの調査及び管理職・リーダー陣らへのヒアリングを望みます。
ヒアリング後、当人らへ然るべき処分(降格・異動等)を望みます。 また、被害を受けている同新規参入者に関しても現場の移動の手配を客先の営業担当等を介して行なっていただけることを望みます。
(その際、「現場が辛いから」とかネガティブな説明・同新規参入者の立場や印象が悪くなるような説明・表現は断固としてしないで頂きたいです)匿名希望。(誰が告発したか特定されるのは避けたい)お取引先コンプライアンスラインより社内窓口・社外窓口双方にて送信しました。
20:パチンコの出玉不正の密告
パチンコの出玉不正の密告をよろしくお願いします。店員と客がグルになって不正行為をしています。高額換金。怪しいこと。見たということ。店でカメラなどちゃんと調べろということなどを密告してください。換金したあと外のコンビニで会ってお金を渡している。
いつも大当たりを出してたり前からおかしいと思って見ていた。人物設定:男性客として電話代行をよろしくお願いします。非通知、公衆電話は繋がりません。番号通知ありでよろしくお願いします。望む結果は、不正行為をやめさせること。二度とないように公にしてしっかり刑罰を望む。
サービス残業を電話で密告まとめ
今回は、サービス業の残業密告について、ご紹介しました。不当な扱いを受けている・・と感じたら、すぐにでも、誰かにSOSを出すこと。一人で悩まずに、誰かに話を聞いてもらうだけでスッキリします。まずは、お気軽にニコイチの無料相談にお問い合わせください。
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